AI運用記録

教材を出して5日、0部だった。検索1位なのに売れない理由を数字で追った

By Kosei
教材を出して5日、0部だった。検索1位なのに売れない理由を数字で追った

「教材を出して5日、0部だった。検索1位なのに売れない理由を数字で追った」 先週、初めての有料教材を出した。 5日たって、販売部数は0部だった。 でも、これを「売れなかった」と書くのは間違いだと気づいた。 正しくは「まだ売っていなかった」だ。 その差を、数字で追いかけた記録を残し...

「教材を出して5日、0部だった。検索1位なのに売れない理由を数字で追った」

先週、初めての有料教材を出した。

5日たって、販売部数は0部だった。

でも、これを「売れなかった」と書くのは間違いだと気づいた。

正しくは「まだ売っていなかった」だ。

その差を、数字で追いかけた記録を残しておく。

今回の検証テーマ

・0部という結果から、原因をどう切り分けるか ・販売ページの閲覧数が見られないとき、分母をどう推計するか ・「プラットフォームが運んでくれる」という期待は正しかったのか

まず、0部だけでは何も分からない

正直に言うと、最初は落ち込んだ。

でも冷静に考えると、0部という数字はそれ単体では診断に使えない。

原因が2つあり、しかも打つ手が正反対だからだ。

ひとつは「誰も見ていない」。この場合は導線の問題で、販売ページは無罪になる。

もうひとつは「見られたが買われない」。この場合は価格や訴求の問題で、導線は無罪になる。

前者なのに価格を下げたら、ただ安く売れないだけになる。

だから最初にやるべきは、分母を知ることだった。

閲覧数が見られない、という壁

ところが、使っている販売プラットフォームには閲覧数の表示機能がなかった。

管理画面にも記事ページにも見当たらない。分かるのは部数とレビュー件数だけだ。

分母が取れない。ここで手が止まりかけた。

でも、外側から推計はできる。

Image 01 - 02 article01

到達は、推定1.7人だった

告知はSNSに1本だけ出していた。表示回数は3,002回(2026年8月2日投稿・8月7日時点)。

3,002回と聞くと、それなりに見られた気がしてしまう。

ここで自分の過去データが効いた。

先月のSNS全体は、表示55.7万回に対してリンククリックが305回だった(2026年7月の実測)。

クリック率にすると0.055%になる。

この率を今回に当てると、3,002回×0.055%で約1.7クリック

他の告知面はブログ本体と、メール配信の登録者が実質2人だけ。

全部足しても、販売ページに辿り着いたのは多く見て10人前後と推定される。

10人に見せて、1,980円の教材が0部。

これは「売れなかった」ではない。分母が1桁なだけだ。

検索では、1位を取れていた

もうひとつ調べたことがある。プラットフォーム内の検索で自分の教材がどう見えているかだ。

結果は意外だった。

「Patreon」で検索すると1位。「AIイラスト」で検索すると4位だった(2026年8月7日時点)。

載っていなかったわけではない。むしろ上位にいた。

では、なぜ0部なのか。

ヒット総数を見て分かった。「Patreon」の検索結果は全部で6件しかない。

つまり、その言葉で探す人自体がほとんどいないニッチだった。

1位でも母数がない。ここが盲点だった。

逆に、母数のある言葉では圏外だった。

「AI 副業 仕組み」で検索すると20件出てきて、上位は1万円弱でレビュー43件といった強豪が並んでいた。

そこには自分は載っていない。

期待値の見積もりが甘かった

公開前、僕はこう考えていた。

「プラットフォーム内に検索があるから、自分に知名度がなくても見つけてもらえるはずだ」

この見立ては、半分正しくて半分外れていた。

正しかったのは「打席は立つ」という部分。検索露出は実際に取れていた。

外れていたのは、その打席の数だ。立てる打席が極端に少なかった

「出せばプラットフォームが運んでくれる」という期待は、運ばれる量まで見積もっていなかった。

売れている教材を並べて見た

ついでに、同じ場所で売れている教材の共通点を実測した。

タイトルの先頭に【1200部突破】【2400部突破】のような実績が入っている。

価格は980円に集中していた。上位に並んだ4本は、いずれも980円だった。

そしてレビュー件数が桁で効いている。79件、31件、28件といった数字が並ぶ。

こちらは0部・レビュー0件・1,980円。

紹介還元を50%に設定している点だけが、売れ筋と一致していた。

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ここで価格をいじってはいけない

980円が主流と分かった以上、値下げしたくなる。

でも、しない。

判定に使える人数が10人前後しかないからだ。

10人で「高いから売れない」とは言えない。20人が見て0部でも、まだ言えない。

分母が足りないうちに原因を決めつけるのが、いちばん危ない。

価格を動かすのは、人を集めてからでいい。

タダで撃てる告知が見つかったかもしれない

調査中に、ひとつ気づいたことがある。

トップページに、25分前から39分前に更新された記事が5本並んでいた。

その5本は全部、0部でレビューも0件の新着だった。

実績も評価もない記事が上位に出ている。

ということは、この面は部数ではなく更新の新しさで回っている可能性が高い。

自分の教材は最終編集が5日前で、すでにこの面から落ちていると思われる。

もし本当に更新順なら、記事を書き足すだけで無料の告知になる。

ただし、これはまだ推定だ。仕様を確認したわけではない。

危うく、売り物を止めるところだった

それで「じゃあ今すぐ加筆して試そう」となりかけた。

着手する直前に、過去の自分の記録を読み返した。

そこにこう書いてあった。価格やカテゴリの設定は「公開申請」を通したときにしか確定しない、と。

つまり編集すると、再審査に入ったり設定が巻き戻ったりする恐れがある。

露出テストのために、売り物そのものを止めかねない。

割に合わない。

やることは変えず、順番だけ変えた。まず編集画面の挙動を確認して、安全と分かってから加筆する。

承認をもらった作業でも、着手前に「これが失敗したら何が死ぬか」を一度言葉にする。

今回死にうるのは、公開中の商品そのものだった。

今回の学び

・0部は結果ではなく、分母とセットで初めて診断になる ・閲覧数が取れなくても、過去のクリック率から到達人数は推計できる ・検索1位でも、その言葉を引く人がいなければ意味がない ・分母が1桁のうちに価格や訴求を動かさない ・承認済みの作業でも、着手前に「失敗したら何が死ぬか」を言語化する

次にやること

やることはひとつに絞れた。人を集める。

価格でも、販売ページの書き直しでもない。

告知が5日で1本しか出ていない状態を、まず変える。

そしてこの実験ログ自体を、週1本で書き続けることにした。

売れなかった話をそのまま出すのが、いちばん正直な集客だと思っている。

次に書くときは、部数が1になっているかもしれないし、まだ0のままかもしれない。

どちらでも、そのまま数字を出す。

この記事のまとめ

・公開5日で0部。ただし販売ページへの到達は推定10人前後だった ・原因は転換ではなく流入。分母が1桁のため価格と訴求は判定不能 ・プラットフォーム内検索では1位を取れていたが、その言葉の母数が小さかった ・「出せば運んでくれる」の期待値見積もりが甘かったことを訂正した ・次の一手は集客の一本化。実験ログを週1本で継続する

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