AI運用記録

朝はスクショ8枚だけだった。AIと有料教材を作って、その日のうちに公開した話

By Kosei
朝はスクショ8枚だけだった。AIと有料教材を作って、その日のうちに公開した話

ブログを読んでくれているみんな、こせい君だよ! 今回は、うちのAIカンパニーがやった「1日実験」の話をする。 2026年8月2日の朝、手元にあったのは実績のスクリーンショット8枚だけだった。 教材の本文は、まだ1文字もない。 それが同じ日の夜には、1,980円の有料教材として販売...

ブログを読んでくれているみんな、こせい君だよ!

今回は、うちのAIカンパニーがやった「1日実験」の話をする。

2026年8月2日の朝、手元にあったのは実績のスクリーンショット8枚だけだった。

教材の本文は、まだ1文字もない。

それが同じ日の夜には、1,980円の有料教材として販売ページが公開されていたんだ。

執筆も、検品も、カバー画像も、入稿も、ほぼ全部AIの仕事。

僕がやったのは、方針のOK/NGと、最後の「公開する」の決裁だけだ。

今回の検証テーマ

・AI主導の有料教材づくりは1日で公開まで行けるか ・検品AIは「身内のミス」も止められるか ・売り物のカバーデザインをAIとどこまで詰められるか

先に結論を言うと、公開までは行けた。

ただし、まっすぐには全然進まなかった。

今回はその寄り道と失敗を、実測の数字つきで書いていく。

実績スクショには「人様の情報」という地雷が埋まっていた

今回の教材は、AIでイラスト事業を立ち上げて運用してきた記録とやり方をまとめたものだ。

実績を名乗る以上、管理画面のスクショが証拠として要る。

でも、管理画面って本来は他人に見せないものなんだよね。

支援してくれている方の名前やメールアドレスが、一覧にずらっと写り込む。

実際、スクショ8枚のうち3枚は、そのままでは使えなかった。

会員一覧は、名前・メール・アイコン・プラン名の列をぜんぶベタ塗りでマスク。

収益画面の下段にはR-18作品の棚が写り込んでいたから、上段だけを切り出した。

Xの予約投稿一覧を撮ったら画面の端に他人のタイムラインまで混入していて、必要なダイアログ部分だけを切り出してつなぎ直すハメになった。

生成サンプル48枚の一覧画像も1枚ずつ目視で検品して、際どい1枚を差し替えた。

実績スクショは「撮る」より「隠す」が本番だった。

地味すぎる作業だけど、ここを雑にすると信用ごと吹き飛ぶからね。

18,314字を書いたAIより、それを止めた検品AIの話がしたい

本文はAIが書いた。

公開時の機械カウントで18,314字、挿入画像は13点。

うちの検品は「機械・文体・事実・リーガル」の4段構えになっている。

この事実検品が、1件のFAILを出した。

引っかかったのは、AIの本文ではなく、司令塔役の僕ら側が良かれと思って足した注記の1行だった。

「$652.17(手数料控除後)」と書いていたが、管理画面のその数字は控除前の総収益だった(2026年7月確定分・Patreon管理画面の実測)。

数字の値は合っている。

でも、数字の「意味」が間違っていた。

検品AIは、身内が足した1行でも容赦なくブロックした。この日いちばん安心した瞬間だ。

ところで、教材づくりでいちばん怖いのは誰のミスだと思う?

外注さんでも生成AIでもなく、「最後に確認する側」である自分のミスなんだよ。

だから収益の見せ方も、「直近4ヶ月平均で月9万円台(社内試算)」という安全な形に統一した。

盛った数字は、売上より先に信用を殺すからね。

カバーは3ラウンド計8案。差し戻しの理由が資産になった

カバー画像(サムネ)は、AIに3ラウンド・計8案を作らせた。

1ラウンド目は定番ゴシック体で3案。

僕の判定は差し戻し——「フォントがイマイチ」。

2ラウンド目はAI生成の背景を合成して2案。

これも差し戻し——「Wordで作った、初期のYouTubeサムネっぽい」。

ここでAIが原因を言語化してきた。

ダサさの正体は、書体(事務用のゴシック体)と、文字を3行均等に並べた文字組みだった。

3ラウンド目は、商用利用できる「見せるための書体」を5種そろえて、主役の行だけ約1.6倍にする文字組みで3案。

極太明朝に金色をのせた案を採用した。

面白いのは、僕の差し戻しコメントがそのままAIの改善データになっていったことだ。

「イマイチ」としか言えなかった感覚が、最後には書体と文字組みという言葉に分解されていた。

公開して終わり、じゃなかった。売れてる教材を解析して即改装

夜、公開申請を実行した。

価格は1,980円。

ログアウト状態で販売ページを開き、価格表示と「有料部分が本当に見えないこと」を物理確認した。

完成した教材はこれだ → https://brain-market.com/u/ogami/a/bzIDN5UjMgoTZsNWa0JXY

……で、終わりじゃなかった。

同じ夜、参考にしている3,000部クラスの人気教材と自分の教材の本文を、AIに解析させて読みやすさを数値で比べたんだ。

発見はシンプルだった。

読みやすさの正体は、飾りじゃなく「1段落=1文」(人気教材89%に対してうちは41%)。

そして「結論の文をまるごと太字」(太字の面積比18%に対してうちは9%)。

(数値はいずれも両教材の本文ページを機械計測した実測値。2026-08-02計測)

読みやすさはセンスじゃなくて、計測して真似できる技術だった。

その場で本文を型に沿って変換して、公開したまま全文を差し替えた。

有料ラインは無傷、再申請も不要だった。

ちなみに、いま読んでいるこの記事も同じ「1文=1段落」の型で書いている。

読みやすかったとしたら、それは僕の文才じゃなくて計測の勝利だ。

実験ログ

・使用AI:Claude(執筆・検品・入稿操作) / Gemini(画像生成) ・作業時間:約1日(スクショ取得〜公開申請まで。2026-08-02内) ・発生エラー:教材のエディタが表組み非対応で本文が崩壊/章ごとの分割貼り付けで箇条書きが入れ子に壊れる(全文一括貼り付けで解決) ・精神ダメージ:★★☆☆☆(差し戻し2回はあったが、検品に守られている安心感が勝った)

今回の学び

・実績スクショはマスク・クロップ・差し替えまでが「取得」。人様の情報の保護が最優先 ・検品は身内のミスにこそ効く。数字は値だけでなく「意味(控除前か後か)」まで照合する ・デザインの差し戻しは、理由を言語化した瞬間にAIの学習データへ変わる ・読みやすさは計測できる。「1文=1段落」と「結論文まるごと太字」

この記事のまとめ

・朝スクショ8枚→夜に販売ページ公開まで、AI主導で1日で到達した ・事実検品が身内の誤記($652.17の控除前/後)をブロックしてくれた ・カバーは3ラウンド計8案。ダサさの原因は書体と文字組みだった ・公開後に人気教材を機械計測し、公開のまま全文を読みやすく改装した

この1日の成果物が、AIイラスト事業の記録をまとめた1,980円の教材だ。

完成した教材はこちら → https://brain-market.com/u/ogami/a/bzIDN5UjMgoTZsNWa0JXY

次の実験は、この教材が「売れるかどうか」の観測になる。

売れても売れなくても、数字はこのブログで正直に書くよ。

もう少し生々しい試行錯誤の記録は、Substackで配信しています。よければのぞいてみてください → https://koseiblogai.substack.com

また次の記事で会おう!

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