【30秒で分かる結論】
- ビットコインETFは証券会社で株と同じように買える投資商品
- 現物ビットコインより手軽で、税制面でもメリットあり
- SBI証券・楽天証券で1万円から投資可能
- ただし、日本ではまだ承認されていない(米国ETFのみ)
こんな疑問を解決します:
「ビットコインETFって結局何なの?」
「普通にコインチェックでビットコイン買うのと何が違うの?」
「初心者でも安全に始められるの?」
ビットコインETFとは?基礎知識を分かりやすく解説
ビットコインETFの仕組み
ビットコインETF(Exchange-Traded Fund)とは、ビットコインの価格に連動する上場投資信託のことです。
簡単に言うと:
- 証券会社でビットコインに投資できる金融商品
- 実際にビットコインを保有する必要がない
- 株式と同じように売買可能
現物ビットコイン投資との5つの違い
| 項目 | ビットコインETF | 現物ビットコイン |
|---|---|---|
| 購入場所 | 証券会社 | 暗号資産取引所 |
| 保管方法 | 証券会社が管理 | 自分でウォレット管理 |
| 税制 | 申告分離課税(20.315%) | 雑所得(最大55%) |
| 最低投資額 | 約1万円〜 | 500円〜 |
| ハッキングリスク | なし | あり |
2024年に急激に注目された理由
2024年1月、米国SEC(証券取引委員会)がビットコイン現物ETFを初めて承認しました。これにより:
- 機関投資家の大量参入(約11兆円規模)
- ビットコイン価格の大幅上昇
- 一般投資家の認知度向上
ビットコインETFのメリット・デメリット【実体験ベース】
メリット
✅ 証券会社で簡単に売買可能
株式投資の経験があれば、同じ感覚で投資できます。複雑な暗号資産取引所の口座開設は不要です。
✅ ハッキングリスクゼロ
秘密鍵の管理や、ウォレットのセキュリティを心配する必要がありません。
✅ 税制上有利
現物ビットコインの雑所得(最大55%)に対し、ETFは申告分離課税の20.315%で済みます。
✅ NISA口座での投資可能
つみたて投資枠でETF投資すれば、利益が非課税になります。
デメリット
❌ 現物ビットコインの保有ではない
あくまでETFの投資証券を保有するだけで、実際のビットコインは手に入りません。
❌ 信託報酬が発生
年率0.2-0.7%程度の手数料が継続的にかかります。
❌ 為替リスク
米国ETFのため、円安時は有利ですが円高時は不利になります。
こせいの実体験レポート
実際に3ヶ月間、現物ビットコイン投資とETF投資を並行して検証してみました。
結果:ETFの方が精神的負担が少なく、長期投資向き
現物投資は値動きを頻繁にチェックしてしまいがちでしたが、ETFは株式投資と同じ感覚で冷静に投資できました。
現物投資はビットフライヤーで、ETF投資はSBI証券で運用中です。
どちらも一長一短ありますが、初心者の方にはまずETFから始めることをおすすめします。
主要なビットコインETF銘柄比較【2025年最新版】
米国主要3ETFの詳細比較
| ETF名 | ティッカー | 信託報酬 | 純資産総額 | 運用会社 |
|---|---|---|---|---|
| iShares Bitcoin Trust | IBIT | 0.25% | 約2.5兆円 | BlackRock |
| Fidelity Wise Origin Bitcoin Fund | FBTC | 0.25% | 約1.8兆円 | Fidelity |
| Bitwise Bitcoin ETF | BITB | 0.20% | 約0.9兆円 | Bitwise |
初心者におすすめ:IBIT
BlackRock運用で信頼性が高く、流動性も十分。SBI証券・楽天証券の両方で購入可能です。
ビットコインETFの買い方【証券会社別ガイド】
証券会社選びのポイント
- 米国ETF取扱数:多いほど選択肢が広がる
- 手数料:売買手数料と為替手数料をチェック
- NISA対応:非課税投資したい場合は必須
SBI証券での買い方
- 外国株式取引の申込
マイページから「外国株式」→「外国株式取引申込」
- 米ドルの準備
「外貨建商品取引サイト」で円を米ドルに両替
- ETF購入注文
ティッカー「IBIT」で検索→「買付」→数量・価格を入力
楽天証券での買い方
- 海外株式口座開設
「海外株式」→「口座開設申込」
- 円貨決済サービス利用
円のまま購入可能(自動で米ドル転換)
- ETF注文
「米国株式」→「IBIT」検索→注文
投資戦略とポートフォリオ例
ビットコインETFの投資戦略
ドルコスト平均法がおすすめ
毎月一定額を積立投資することで、価格変動リスクを軽減できます。
推奨投資額:月1-3万円
投資初心者は全資産の5-10%以内に抑えることをおすすめします。
他の投資商品との組み合わせ例
保守的ポートフォリオ
- 全世界株式インデックス:70%
- 債券:10%
- ビットコインETF:20%
積極的ポートフォリオ
- 米国株式:50%
- ビットコインETF:30%
- 現物ビットコイン:20%
よくある質問
Q1: ビットコインETFと現物、どっちがおすすめ?
A: 投資目的によります。長期投資・税制優遇を重視するならETF、少額から始めたい・実際のビットコインを保有したいなら現物がおすすめです。現物投資ならビットフライヤーやコインチェックなどの取引所で始められます。
Q2: NISA口座で買える?
A: はい、つみたて投資枠で購入可能です。年間120万円まで非課税で投資できます。
Q3: 最低いくらから投資できる?
A: 約1万円から投資可能です。SBI証券なら1株から、楽天証券なら100円から購入できます。
Q4: ビットコインの価格と完全に連動する?
A: ほぼ連動しますが、信託報酬分やETF特有の要因で若干のずれが生じることがあります。
注意点とリスク管理
投資前に知っておくべきリスク
価格変動リスク
ビットコインは株式以上に価格変動が激しいため、余裕資金での投資が鉄則です。
為替リスク
米ドル建てETFのため、円高時は為替差損が発生します。
こせいの失敗談
「為替手数料を考えずに頻繁売買して損した話」
最初の頃、値動きが気になって頻繁に売買していました。その結果、為替手数料だけで年間2万円も無駄にしていました。今は月1回の積立投資に徹しています。
リスク軽減のための5つのポイント
- 余裕資金で投資:生活費以外の資金で投資
- 分散投資:全資産の5-10%以内に抑制
- 長期投資:最低3年以上の投資期間を想定
- 積立投資:ドルコスト平均法でリスク軽減
- 情報収集:市場動向を定期的にチェック
まとめ:ビットコインETF投資の始め方
ビットコインETFは、仮想通貨投資のハードルを大幅に下げる画期的な金融商品です。
🚀 今すぐできる行動プラン
- 証券会社口座開設:SBI証券または楽天証券で口座開設
- 少額投資でお試し:1-3万円から開始
- 積立投資の検討:慣れてきたら月次積立
- 情報収集の継続:当ブログで最新情報をチェック
ビットコインETF投資は、現物投資よりもリスクを抑えながら、ビットコインの成長性を享受できる優れた投資手法です。
まずは少額から始めて、徐々に投資額を増やしていくことをおすすめします。
📊 税金計算・確定申告に便利なツール
ビットコインETFと現物投資を併用する場合、税金計算が複雑になります。そんな時に便利なのが:
投資収益の管理から確定申告まで、一括で管理できるので非常に便利です。



